オーケストラと言うのは、ステージの乗る人数が非常に多く、裏方や事務局などの人数も含めるととても多い人数になります。

その反面、自然な響きで聴衆に聞いてもらうものなので、スピーカーを通して大規模な会場で演奏することには向きません。

決まったホールに入れる人数には限界があるので、とても採算性が悪いものです。

アイドルならテレビ番組でもコンサートでも稼ぐことが出来る

アイドルはとても人気があるので、テレビ番組に出演してコンサートでも稼げるので、とても高いギャラをもらい、芸能事務所も大きな利益を生むことが出来ます。

アイドルはとても人気があるので、コンサートをしても圧倒的な集客が出来る上、スピーカーでステージから離れたお客様ににも音を届けることが出来るので、1万人のコンサートも可能です。

これに対して、クラシック音楽は、ファンも少なく、ホールに入れる人数にも限りがあるので、運営して行くのはとても難しい組織です。

行政に大きな負担をしてもらってオーケストラを運営するような時代でも無い

少子高齢化で財源が減ることが決定的で、さらに東京への一極集中が進んでいて、人口減に悩む自治体に財政負担をお願いしてまで、オーケストラを設立するような時代でも無いので、自主運営が出来ることがオーケストラ設立の条件です。

若い人の人口流出が続いている

若い人たちが、都会の大学に進学して、そのまま都会で就職してしまい、田舎へ戻って来ないのが人口減少の大きな理由です。若い人たちを地域に移住してもらわなければ、将来、学校も統廃合される可能性もあり、将来がとても危惧される状況です。

音大生のほとんどは卒業後に演奏活動ができていない

音楽大学で楽器を学んで、とても高いスキルを持っていても、卒業後に演奏活動が出来ている割合は5%しか無く、一部は楽器の講師や音楽関連の会社に就職しますが、ほとんどの学生は、一般企業に就職しています。

音大卒業後も演奏出来る環境を提供出来れば、若い人たちの移住もあるのでは無いかと考えています。

フルタイムのオーケストラだと自主運営は難しい

フルタイムのオーケストラとして運営しようとすると、コンサートで稼ぎ出さないといけない金額が莫大になってしまって、自主運営は到底不可能になってしまいます。

そこで、地元の人材不足に悩んでいる企業とのダブルワークでオーケストラ運営のコストを減らして、自主運営出来ないかと考えています。

少ない人数で確実に運営出来ることを確認しながら

いきなり4管編成のオーケストラを持ってしまうと、収集が付かなくなるので、最初は、小さい編成、例えば弦楽四重奏などから始めて、確実に運営出来ることを確認しながら数年かけてオーケストラにすると言うアイデアです。

弦楽四重奏でダブルワークでコンサートもしながら自主運営が可能なことを確認して、次に木管五重奏、そとて金管アンサンブルとして活動して、オーケストラとしても活動するようにして行ければ良いなと言う思いです。

若い人達が移住して活気があり文化も根付けば良い

人口減少が続いて、労働力も不足している地域に若い人たちが移住して来ることで地域に活気が戻り、音楽文化も根付いてくれれば良いと思っています。